きみの体を支えるヒーローたち

わかる!5大栄養素図鑑

私たちの体を動かし、作り、調子を整える。 健康な体を作る第一歩、5つの大切な栄養素をコンプリートしよう!

⚖️ 健康のヒケツは「バランス」

食事からとるエネルギーの理想的な割合を「PFCバランス」と呼びます。 (P=タンパク質、F=脂質、C=炭水化物)。下のグラフは、それぞれの理想的な比率です。

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🍚 炭水化物 Carbohydrates

体を動かすための**主要なエネルギー源(ガソリン)**です。特に脳はブドウ糖を唯一のエネルギーとしているため、集中力や思考力を保つために欠かせません。

✨ 主な役割と働き

体を動かすための**主要なエネルギー源**です。1gあたり約4kcalのエネルギーを発生させます。

  • 脳の唯一のエネルギー源: 脳や神経系、赤血球などは主にブドウ糖をエネルギーとするため、集中力を保つために不可欠です。
  • 腸内環境の改善: 食物繊維は消化されずに腸まで届き、便通を促したり、血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。

🧩 種類と特徴

  • 糖質
    体内で素早くエネルギーに変わります。構造によって「単糖類(ブドウ糖など)」「二糖類(砂糖など)」「多糖類(でんぷんなど)」に分類されます。
  • 食物繊維
    エネルギーにはなりにくいですが、健康維持に必須の成分(第6の栄養素とも呼ばれます)。水溶性と不溶性があります。

⚠️ 過不足の影響

  • 不足すると…
    エネルギー不足による疲労感、集中力の低下、筋肉量の減少(代わりにタンパク質が分解されるため)が起こります。
  • 摂りすぎると…
    消費しきれなかった糖質は中性脂肪として体内に蓄積され、肥満や生活習慣病の原因になります。

🍽️ 多く含む食品

【糖質】 ごはん、パン、麺類などの穀類、いも類、砂糖、果物
【食物繊維】 野菜類、きのこ類、海藻類、豆類、玄米やオートミールなどの精製度の低い穀物

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💪 タンパク質 Proteins

筋肉や内臓、皮膚、髪の毛など、**私たちの体そのものを作るための重要な材料**です。体の機能を調整する酵素や、病気から体を守る免疫物質も作ります。

✨ 主な役割と働き

筋肉や内臓、皮膚、髪の毛、爪など、**私たちの体そのものを作るための最も重要な材料**です。(1gあたり約4kcal)

  • 体の機能を調整: 生命維持に欠かせない「酵素」や「ホルモン」の材料になります。
  • 体を守る: 病原菌から体を守る「免疫抗体」もタンパク質から作られています。
  • 物質の運搬: 血液中で酸素を運ぶヘモグロビンなどもタンパク質の一種です。

🧩 種類(アミノ酸)

タンパク質は20種類の**アミノ酸**が複雑に結合してできています。

  • 必須アミノ酸(9種類)
    体内で合成できないため、必ず食事から摂取しなければならないアミノ酸です。
  • 非必須アミノ酸(11種類)
    体内で他のアミノ酸などから合成できるアミノ酸です。

⚠️ 過不足の影響

  • 不足すると…
    筋肉量の減少、免疫力の低下、肌荒れ、髪のパサつき、子どもの発育障害などを引き起こします。
  • 摂りすぎると…
    代謝の過程で腎臓や肝臓に負担がかかるほか、カロリーオーバーにより肥満の原因にもなります。

🍽️ 多く含む食品

【動物性タンパク質】 肉類(牛、豚、鶏など)、魚介類、卵、牛乳・乳製品(必須アミノ酸がバランス良く含まれます)
【植物性タンパク質】 大豆・大豆製品(豆腐、納豆など)、穀類

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🥑 脂質 Fats

少量でもたくさんのエネルギーを蓄えることができる**効率の良いエネルギー源**です。細胞膜の材料になったり、特定のビタミンの吸収を助けたりします。

✨ 主な役割と働き

1gあたり約9kcalという、**最も効率の良いエネルギー源**です。体を動かすだけでなく、見えないところで重要な働きをしています。

  • 細胞の構成成分: 私たちの体の細胞を包む「細胞膜」や、脳・神経組織の重要な材料になります。
  • 体温の維持と保護: 皮下脂肪として体温を保ち、内臓を外部の衝撃から守るクッションの役割を果たします。
  • ビタミン吸収のサポート: 脂溶性ビタミン(A, D, E, K)が腸から吸収されるのを助けます。

🧩 種類(脂肪酸)

  • 飽和脂肪酸
    常温で固体(肉の脂身やバターなど)。摂りすぎると血液中のLDLコレステロールを増やし、生活習慣病のリスクを高めます。
  • 不飽和脂肪酸
    常温で液体(植物油や魚の油など)。血圧を下げたりコレステロールを減らす効果が期待できる「必須脂肪酸」を含みます。

⚠️ 過不足の影響

  • 不足すると…
    エネルギー不足、肌や髪の乾燥、ホルモンバランスの乱れ、脂溶性ビタミンの欠乏などを招きます。
  • 摂りすぎると…
    肥満、脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の大きな要因となります。

🍽️ 多く含む食品

【飽和脂肪酸が多い】 肉の脂身、バター、ラード、生クリーム、ココナッツオイル
【不飽和脂肪酸が多い】 青魚(DHA・EPA)、オリーブオイル、ごま油、えごま油、ナッツ類、アボカド

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🍊 ビタミン Vitamins

他の栄養素が体の中でスムーズに働けるようにサポートする**「潤滑油」**です。油に溶けやすい「脂溶性」と、水に溶けやすい「水溶性」に分かれます。それぞれの役割や特徴を表で確認しましょう。

分類 栄養素名 化学式 主な役割 多く含む食品 ⚠️ 不足すると…
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🦴 ミネラル Minerals

骨や歯の成分になったり、神経や筋肉の働きを調整する、生命活動に不可欠な栄養素です。体内で作れないため食事から摂る必要があります。

分類 栄養素名 化学式 主な役割 多く含む食品 ⚠️ 不足すると…