それは、あなたの体からの大切なメッセージです。
火災報知器の音だけを止めていませんか?
痛みを薬で抑えることは、火災報知器の警報音だけを止め、火元を確認しないのと同じです。一時的に楽になっても、根本原因は解決されず、気づかぬうちに問題が深刻化する恐れがあります。
痛みというサインを無視することは、胃潰瘍やさらに重い病気の見逃しに繋がり、将来の慢性的な不調のリスクを高めます。
生命活動を支える3つの基本要素「気(エネルギー)・血(血液)・水(体液)」のバランスが崩れると痛みが生じます。痛みには大きく分けて2つのタイプがあります。
痛みの主な原因は、巡りの滞り(不通則痛)と、栄養の不足(不栄則痛)に大別されます。
人間の体を「モビルスーツ(肉体)」と「パイロット(魂・意識)」に例えられます。この二つの連携がうまくいかない時に痛みが発生します。
理想の状態
パイロット(意識)の意図通りにモビルスーツ(肉体)が動く。
痛みの状態
無理な操作や不調で機体(体)に過剰な負担がかかり、警告として痛みが発生。
一流のアスリートは、この連携が完璧なため怪我が少ないと言われます。
「通じざれば、則ち痛む」
気や血の巡りが滞ることで起こる、刺すような鋭い痛み。ストレスや冷えが主な原因です。
頭痛、関節痛、生理痛などが典型例です。
「栄えざれば、則ち痛む」
体を栄養する血や水が不足して起こる、シクシクとした鈍い痛み。栄養不足や過労が原因です。
こむら返りや、関節のギシギシした痛みがこれにあたります。
いつ、どこが、どのように痛むか記録しましょう。自分の体のパターンを知ることが治癒への第一歩です。
食べ過ぎは内臓の負担に。腹八分目を心がけ、よく噛むこと。内臓を休ませる時間も大切です。
健康情報は万人向け。自分の体と対話しながら、本当に合うものかを判断し、主体的に取り入れましょう。